懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1994 ルキノ(HB14/FB14型)


 1994年に日産から発売されたルキノ(HB14/FB14型)です。見ての通りB14型サニーのクーペ版で、あまりカッコよくなかったこの代のサニーの顔がそのまま使われたクーペです。当時、江口洋介さんが『ルキノって、いいかも。』と語っているCMが流れていましたが、残念なことに、個人的には一度も『ルキノって、いいかも。』とは思えませんでした。

 さて、ルキノが発売されてからほんの15、6年しか経っていませんが、街で見かけるクルマの面々はガラリと変わりました。そんな中で久しぶりにルキノのカタログを見ていたら、不覚にも『ルキノって、いいかも。』と思ってしまいました。当時、どこからどう見てもカッコいいと思えなかったのに、どうして“いいかも”と思ってしまったんでしょうね。

 冷静にカタログをじっくりと見てみると、やっぱりカッコいいとは思えません。しかし久しぶりにカタログを開いたときには“カッコいいかも”と思ってしまいました。これはやはり、男子が圧倒的多数を占める工業系の学校等に数人の女子がいると、みんなかわいく見えてしまうのと同じ状況なんでしょうね。この場合、美人か美人でないかは問題ではなく、男子か女子かというのが問題なのであって、女子というだけでひとつのブランドになります。

 同様に、頭の中からお手頃の国産クーペが消えていた私が久しぶりにルキノのカタログを開いたときには、クーペというだけで“いいかも”と思ってしまい、クーペとしてカッコいいかどうかまで考えが及ばなかったんですね。

 と、ここまでルキノのカタログを久しぶりに見た瞬間に感じたことを書いてきましたが、書いているうちに完全に頭が当時の感覚に戻りました。サニーのクーペはこのルキノが最後となるのですが、まあ当然と言えば当然の帰結ですね。やっぱりクーペなのに全然カッコよくないですから。

 先々代のRZ-1は素晴らしくカッコいい車だと思っていました。次のNXクーペの時には“日産、どうしちゃったの?”と思いました。そしてこのルキノの時には、“これなら販売しないほうがいいでしょ?”と思いました。案の定、激安な価格設定にも関わらずあまり売れず、消滅していったわけですが、これはクーペが売れないからではなく、ルキノがカッコ悪いから売れなかったんだと思います。

 利便性の高いコンパクトカーや軽が充実してきたこともあって、このクラスのクーペがますます国内で受け入れられない土壌が整ってきましたね。今度のモーターショーで発表されるトヨタの小型ハイブリット車・アクアは160万円台から提供されるそうです。街で見かけるクルマのワンパターン化がまた一段と加速されそうですね。5年後にもう一度ルキノのカタログを見たら、今度は本気で“ルキノって、いいかも。”と思ってしまうかもしれません。

ルキノ・GG(FB14型)
全長×全幅×全高 : 4285×1690×1375mm
ホイールベース : 2535mm
車両重量 : 1000kg
エンジン : 直4DOHC 1497cc 105PS

(2011年11月19日記載)




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