懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






三菱 1991 パジェロ(V23/24/43/44型等)


 1991年に三菱から発売された2代目パジェロ(V23/24/43/44型等)です。RVブーム絶頂の頃、その中心的な存在として確固たる地位を築き、今では信じられないことですが月間販売台数が1位になったこともある、三菱がもっとも輝いていた時期のパジェロです。現在でも4代目パジェロが販売されていますが、当時とは異なり、街中ではめったにお目にかかることがありませんね。それもそのはず、現在のパジェロの販売台数は年間3千台へ届いていません。今もっとも売れているプリウスの年間販売台数の100分の1以下です。RVブーム、エコカーブームという時代の流れとはいえ、こういう極端なブームとなるお国柄はちょっと怖い気もしますね。

 この2代目パジェロ、絶頂期のパジェロだったこともあり、個人的にはやはりパジェロといえば2代目が真っ先に頭に浮かびます。今あらためてこのカタログを見ると、“無骨でごつい男のクルマ”に見えるのですが、当時はこのカタログを見てもハイラックス・サーフ同様、ナンパなクルマにしか見えませんでした。その時々の時代背景によって同じものに対する感じ方もずいぶん変わってくるものですね。ブームに左右されず、現在パジェロを購入されておられる方々は本当のパジェロ・フリークだと思います。冷静に考えれば、この手のクルマが販売台数1位になるなんていうのはちょっと異常なことで、クルマの性質を考えれば現在の比率が自然なんでしょうね。

 さて、RVブームの中心に存在していた三菱パジェロ、私はクロカンをしたことがないので本来の四駆性能はわかりませんが、大きさの割りにとても街中で扱いやすいクルマでしたね。視界が広くて車両感覚が掴みやすく、車庫入れもしやすかった記憶があります。当時、パジェロに乗られている女性が知人にいましたが、意外と乗りやすいので流行に敏感な女性はファッションの一部としてパジェロを選んでいたのかもしれませんね。

 まあ、それはそれでいいのですが、そのパジェロの女性、スタッドレスタイヤと交換するときだけ私ともう一人の同僚を自宅に招待してくれました。もちろん何かいいことがあるわけでもなく、食事を作ってくれるわけでもありません。彼女曰く、オートバックスだと結構お金を取られるけど、我々なら缶コーヒー2本で済む、とのこと。そこまで正直に言われるとあまりよい気はしませんが、個人的にはパジェロのタイヤ交換作業はなかなか面白かったです。とはいえ、当時はまだ若かったにも関わらず、あのタイヤの重さには閉口しました。この手の四駆に乗られている方はタイヤ交換やタイヤローテーションはご自分でされているんでしょうかね?

パジェロ・メタルトップ・ワイド・VR(V23W型)
全長×全幅×全高 : 4030×1785×1815mm
ホイールベース : 2420mm
車両重量 : 1780kg
エンジン : V6OHC 2972cc 155PS

(2011年4月21日記)




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