懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






三菱 1984 ギャランΣハードトップ(E15A型)


 1984年に三菱から発売されたギャランΣハードトップ(E15A型)です。このクルマは前年にフルモデルチェンジされ、FF化されたギャランΣに追加される形で発売されました。セダンとはボディタイプだけでなく、雰囲気もずいぶん異なりますので、まるで別の車種のような気がしてしまいますね。

 さて、このギャランΣハードトップ、カタログでは冒頭に「トップを知った男のハードトップ。」と、なにやらわかるようでわからない形容が使われている通り、いまいち方向性がよくわからないクルマでしたね。三菱曰く、「ノーブルな顔立ちを強調」し、「上品にコーディネイトしたエクステリア」の「風格あふれる斬新なスタイリング」で「磨きぬかれた高級感を全身で表現」したようです。

 確かに部分ごとに見るととても魅力的です。当時のFF車としては最大のボディサイズ、そして最強クラスの200PSターボエンジンを搭載し(当時の鉄仮面スカイラインターボが205PS)、ソアラに匹敵するような豪華な内装とエレクトロニクス装備等々・・・。とはいえ、全体として見るとなぜか前後のオーバーハングが異様に長くてアンバランスなクルマ見えてしまうんですよね。

 気のせいかもしれませんが、三菱車って上品さや高級感を演出すればするほど下品で安っぽく感じられてしまうんですよね。しかしながら三菱流の上品さや高級感に共感できる方にとっては逆にそれがたまらない魅力となり、このクルマも一部にはコアなファンがおられたようです。もっとも、最近では自社で「上品さや高級感」を演出することはなくなり、それらの要素が必要なクルマは他社から調達するようになりましたから、この感覚のギャップを感じることもなくなりましたね。

 ランエボも現行モデルが最後となるようで、またひとつ「三菱らしさ」が消えてしまいます。久しぶりにギャランΣハードトップの「コテコテ三菱流高級感」のスタイリングを見たら、なんだか少し寂しさを感じてしまいました。今や国内シェア最下位となっている三菱、「トップを知った男」はなかなか三菱を選ばなくなってしまったようですね。

ギャランΣハードトップVR(E15A型)
全長×全幅×全高 : 4660×1965×1375mm
ホイールベース : 2600mm
車両重量 : 1250kg
エンジン : 直4OHCターボ 1997cc 200PS


(2014年5月5日)




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