懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






トヨタ 1980 コロナ・マークU(X60型)

 1980年にトヨタから発売された4代目コロナ・マークU(X60型)です。もともとコロナの上級バージョンとしてスタートしたコロナ・マークUでしたが、この代になると限りなくクラウンに近い存在となり、正式名称が「コロナ・マークU」というのはこの4代目が最後で、5代目からは「トヨタ・マークU」が正式名称となります。とはいえ、すでにこのカタログにおいても、意識的に「コロナ」をイメージさせないようにしているためか、どこにも「コロナ・マークU」という表記は出てきません。
 さて、この4代目マークU、いわゆる「ハイソカー」というものの元祖となります。82年にマイナーチェンジされ、そこで設定されたツインカムエンジン搭載の「白い」マークUが爆発的に売れました。姉妹車のクレスタ、チェイサーも同様ですが、ボディが白で内装が赤系統のこの手のクルマが街にあふれていましたね。それまで「ハイオーナーカー」や「高級オーナーカー」と呼ばれていたものが、ある自動車雑誌が「ハイソカー」という呼び名を使ったことがきっかけとなり、「ハイソカーブーム」というひとつの潮流をつくることになりました。
 他社も同様のクルマを発表してその流れに乗ろうとしましたが、ハイソカーブームに関して言えばマークU・クレスタ・チェイサー組の一人勝ちだったみたいですね。
 それにしても「ハイソカー」という呼び名、「High society car」で「上流階級の人間が乗る車」とのことですが、現在はまったく使われなくなりましたね。時代とともに新しい呼び名がどんどん生まれてきているようで、現在では「VIPカー」などという呼び名もあるそうですね。書店で立ち読みしてみましたが、どうも私がイメージした「VIPカー」とは全く異なる趣旨の自動車雑誌でした。


ハードトップ・2800グランデ(MX63型)
全長×全幅×全高 : 4640×1690×1395mm
ホイールベース : 2645mm
車両重量 : 1260kg
エンジン : 直6OHC 2759cc 145PS














































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