懐かしの名車をカタログで振り返る・・・旧車カタログコレクション(web版)






日産 1972 ローレル・セダン(C130型)


 1972年に日産から発売された2代目ローレル(C130型)です。コロナ・ブルーバードとクラウン・セドリックの中間に位置する「ハイ・オーナーカー」として初代ローレル(C30型)は1968年に誕生しました。それから半年後、トヨタからはコロナ・マークUが発売され、ハイ・オーナーカークラスでもトヨタと日産のライバル関係が生まれました。
 いまあらためてカタログを見てみると、マークUはコロナの上級車種として、ローレルはセドリックの下級車種として生まれたような気がします。結果論として位置づけは同じであっても、中の上であるか上の下であるのかによって微妙に雰囲気が異なります。その証拠にこのC130型ローレルは230型セドリックととてもよく似ています。遠目から見たボディラインなどはそっくりです。販売面ではやはりというか後々までマークUの勝利で、現在は「ローレル」という名もなくなってしまいました。
 一億総中流といわれていた時代の中、人々は上の下よりも中の上を選んだということなのでしょうか。それにしてもこのクラスの日産車は発売後何年か経った中古車が必ずといっていいほど族車の定番になってしまいます。車の基本性能と耐久性が良いからそうなるのだと考えたいところですが、きっとトヨタ車は保守的な雰囲気がプンプン、対して日産車は販売台数の面からの少数派のアウトロー、というところが世の大勢に流されたくない若者の気持ちに合致したのでしょうね。

ローレル・セダン2000SGX(HC130型)
全長×全幅×全高 : 4500×1680×1415mm
ホイールベース : 2670mm
車両重量 : 1175kg
最高速度 : 175km/h
エンジン : 直6OHC 1998cc 125PS











































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